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アンドレアス・コヤマは、人生においてすでにさまざまな顔をもってきた。 漫画家、俳優、研究者、映画作家、ツアーガイドそしてドラマー。が、実際のところ、そのうちのどれも極めちゃいない、そうケルン生まれの日本人ハーフがにやりと語る。

左巻きのソングライターのインディ・ポップ: ヒップスターのポーズと感傷的な歌詞などコヤマに求めるのは無駄であろう、直感こそが最優先事項だ。彼の音楽はきらめき、軋り、跳ねまわる。正しく耳を澄ます者には、フレーミング・リップス、ペイヴメント、アンドレアス・ドーラウとトコトロニックの背後に、80年代ポップへの彼の真摯なる愛を認めることだろう。多くの場合、リスナーは何日か経ってやっと、コヤマのメロディが頭を離れず、消えることがないのに気づくのだ。

ロスト・イン・トランスレーション? ニューアルバム『Koyama und ein Mann der Arbeit』(コヤマと労働者の男)において、あらゆるものがたる「お前」と自称の「私」をめぐって廻っている。主題となっているのは、異邦性と境界の破壊である。デビューアルバムのジャケットには「典型的なドイツの風景」が描かれるが、これはまだ一度もヨーロッパに来たことのない日本人の幻想の産物だ。そしてドイツ語を一語も知らぬアメリカ人の共同制作者でもただ言葉の響きによって衝き動かされるのだ。 「きみがそれを感じるならば」アンドレアス・コヤマは言う、「境界は止揚される」。そしてわれわれはそれを感じるだろう。